レポ・あなたのいえわたしのいえ

『あなたのいえわたしのいえ』(作・絵:加古 里子/出版社:福音館書店)を読んでから『わたしのいえ』をつくりました。
このクラスは年少さん、年長さん、小学生が参加しています。
年齢も参加回数も異なるのでそれぞれが楽しめる活動、それにあった絵本は何がいいかなと考えた結果、お家づくりにしました(決めていっても全く違う活動になることもあります)。
そして絵本は以前も読んだことのある『あなたのいえわたしのいえ』
家の構造をやさしく丁寧に語っている絵本です。
全員が絵をよーく見てお話にもどんどん引き込まれていくのがわかりました。
良い絵本というのは年齢関係なく、子どもも大人も惹かれる何かがありますよね。

積み木遊びでは、はじめの立方体で壁をつくるところまでは同じであとは自由。
年少さんから3年間通ってくれた女の子。
月1回の積み木ですが、空いた隙間にはどの積み木をいれたらいいか、点対称、線対称の美しさも分かってきているのでつくっていて楽しそうだし、満足感を感じているのが伝わってきます。
回を重ねる毎に自分がやりたいことに集中する時間が増えてすごく成長を感じます。
彼女がつくったお家は1階がリビング、2階はきれいな赤い絨毯がひかれた寝室、3階は何になるのかなぁと思っていたらお父さんの仕事部屋だそうです。
リモートワークが続いているのかな?お父さんだけの部屋をつくってあげるなんて優しいです!(多分お母さんゆずりです)
そしてRちゃんも卒園です。は、はやい!この間来たばかりだったのに!
この3年間の成長に立ち会わせていただき本当に感謝です。ご卒園おめでとうございます。

小学生の男の子は『ソーラーパネルのあるお家』です。
2階に円柱でできた車がおいてあり、モザイクで『昼と夜』と題したパネルができるとひらめいたのか、屋上にそのパネルを置いてソーラーパネルで発電するお家となりました。中の車もそれで充電されるのだそう。屋上には点検する人が座る椅子も置いてあります。

そして年少さんのお家は『お茶が飲めるお家』です。
お家全体が喫茶店みたいになっていて、円柱のケーキがあって周りには椅子が。
屋上は明るい芝生?庭園?気持ちのいい風が吹いてきそうです。
1階が終わるごとに「これで完成」と言っていましたが、円柱を出すとそこからまた発展していきました。
先月は区内のコロナの状況がひどかったので中止でしたが、1月に遊んだ『はっこさん』をちゃんと覚えていました。『はっこさん』を並べて、デコボコ道に。
※『はっこさん』直角二等辺三角柱は8個つなげたものです。

子どもってちゃんと覚えてるのですよね。そうわかるとまた襟を正して準備し、勉強しなくてはと思うのでした。

ところでお茶の飲めるお家をつくっていたAちゃん。円柱を運ぶ姿がウエイトレスさんみたいですごくかわいかったです☆

ぷれいらぼつみき

遊んでつながる童具のひろば 東京世田谷区を中心に童具と積み木で遊ぶワークショップをしています。