レポ・はじめての積み木~遊びの3つの形式

県外から来て下さった2歳さんのご家族。ありがたい〜!!
童具館の積み木がいいなと思って遊べるところを探していたとのことで、「ぷれいらぼ・つみき」を見つけてくださいました。
お子さんは人見知りしやすいということでしが、積み木をすぐに2、3個積んだり並べたりしていました。

今回お越しのお父さんお母さん、サポートのあんばいが程よく、お子さんも楽しそうです♫


船や線路、お子さんが好きそうなものをつくってくれるお父さん。
お父さんがうーんと考えていると「こうしてみる?」とアイデアを出すお母さん。
お二人が楽しそうなので、お子さんもウロウロしながら時々加わって積み木を積んだり、つくってくれた積み木で遊んだりしていました。


積み木のある空間が心地よいものであることが一番ですね。


今回は積み木のお山、階段、トンネル、ビーズ落としなど、色々ご紹介しながら積み木だけで2時間過ごしました。

創造共育、童具共育では遊びには「3つのパターン」があるとしています。

子どもはこの3つをごちゃ混ぜにして一体にしながら遊んでします。


①共生意識を育む「見立て遊び」
いわゆるごっこ遊びです。

積み木を車や電話、ご飯などに見立てて日常や想像の世界を表現する遊びです。

遊びながら身近な人、物への愛着や共感する気持ち、共に存在し生きていると感じる心を育んでいます。


・美意識を育む「パターン遊び」
積み木を並べる時にぴったり並べたり、等間隔に並べたり。

積むときもどこに置くか考えていますよね?その子なりのどこに置くのがいいのか、調和やバランスを考えたり、置いてみて初めて美しさを発見することもあります。

遊ぶことで点対象や線対象、調和や不調和、美を感じとります。


・探究心を育む「探求認識活動」

どうやったらバランスがとれる?どう積んだら高くなる?ボールをゴールまで転がすにはどうしたらいい?

子どもはものごとの秩序、因果を知ろうと「なぜ」「どうして?」「どうしたら?」を繰り返しながら遊んでいます。幼い頃はほとんど無意識です。よく穴の中や川に石や葉っぱを落としますが、それも「どうして?」「どうなる?」という問い、知りたいという気持ちからきている活動で、ものは落下する、川の流れとともに流れていくということを確かめようとしています。

積み木の箱に違う形の積み木をはめようとしているのも探究認識活動、ボールがうまく転がるように積み木の坂道を調節して工夫するのもこれにあたります。


この3つを意識して子どもの遊びを見ていると、全てが意味あることにつながり、その活動をないがしろにできなくなり、遊びの視点が変わってくるので簡単にですがご紹介しました。

ボールがうまく転がるように積み木の数やカーブを調整中です♪

お子さんが通れるように大きさを調整して試行錯誤、凱旋門みたいなものもつくってみたい!と。美しさも追求したくなるのが積み木遊び。

お子さんが見立て遊びがしやすいように?お子さんが好きそうなものをつくってしまうのはお父さんお母さんの本能?いや愛かな?!

ぷれいらぼつみき

遊んでつながる童具のひろば 東京世田谷区を中心に童具と積み木で遊ぶワークショップをしています。