レポ・立方体でお話
世田谷区子ども基金助成事業としてのワークショップ。日曜日は3歳から8歳のお子さんのご家族4組が参加してくれました。
初めての方も多かったので、まずは8個の立方体によるお話から。
参加者様のアンケートでは「立方体だけで色々なものに見立てられることにハッとさせられました」というご感想をいただき嬉しかったです。
塗装のない白木、究極に単純な形だから「ガタンゴトン」と走らせれば電車、「もぐもぐ」と食べる真似をすればご飯にもなります。また面取りをしていないため、2個の積み木をつなげた時には新たな「一つの個」になることを感じ取ることができます。
私たちの自由な発想を受け止めてくれて、何にでもなるのが積み木の素晴らしいところです。
お父さんお母さんにも積み木でお話をしてもらいました。子どもはお父さんお母さんに絵本の読み聞かをしてもらうのが大好きですが、積み木をつかったお話も同じです。決して上手にお話しする必要はなく、お子さんの日常生活を積み木を動かしながらお話しすればそれだけで子どもは喜んで聞き入りますし、形をとおしていろいろなイメージを広げていきます。
そのうちに積み木を大人の手からうばって自分でお話しします。今回もそんな場面がチラホラ見受けられました。主導権が子どもにうつったら、子どもの発想力にゆだねてしまいます。面白いことを言い出すに違いありません。
「うちの子積み木遊びをしないんです」とおっしゃる方は、読み聞かせをするように積み木でお話しすることから初めてはどうかなぁと思います。
積み木のお話の後はドミノ!
お家でもできるドミノですが、みんなでつなげればスケールの大きいものができます。ドミノだおしは完成するまで大人も子どももドキドキ。さらに上にはビーズをのせて。2歳の子も慎重にビーズをのせていました。積み木を抱えて運ぶ姿も。
意外にも積み木遊びは指先だけでなく全身をつかいます。初めてワークショップを体験した時はスポーツのようだと感じたくらいです。
最後は自由につくりたいものを。
「積み木の遊び方がわからない、なかなか発展しない」と参加されたご家族もこの時点で積み木とはかなり仲良しに。楽しそうに、そして自由にお遊ぶお子さんの様子をゆったりと見守られているように見えました。
さくら花見堂でのワークショップも参加者が増えてきました。施設の方も「集まってきて良かったですね!」とおっしゃってくださりうれしかったです。
綺麗な花見堂はとても使いやすく、校庭もあり児童館も体育館も併設されています。使用可能な時間帯があるようですので、利用される際には事前に調べて行かれると良さそうです。
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