レポ・遊びの主人公は子ども

お城づくりを終えてから黙々とつくっていた年長さん。

これ、途中から大きな角柱がなくなって小角柱(一辺2.25cmと4.5cm)を4つ組み合わせて柱をつくっています。小さいからとっても集中していたと思います。

細かいモザイクとビーズも飾ってショウウィンドウのような美しさ。写真よりも実物の迫力と美しさはすごくてその場にいたお母さんたちもため息交じりでした。

下の方にはお人形さんが歩いています。ほっこりだわぁ♡

最後、上の方はお母さんに「これを置いて」とオーダーして作りあげていました。

お子さんががんばって作っていたのを見ていたからこそ、お母さんも緊張しながら慎重に積みました。遊びの主人公は子ども、でも必要なときはサポートするお父さんお母さん。

この関係性、子育てで大事なスタンスだと感じています。

わたしが童具共育、創造共育で学んだことの大切な視点の一つです。

大人が主体で決めたものを「させる」のではなくて子どもが「やりたい」と思ったことを応援する、好きなことを応援する。でも大人のほうが持っている情報が多い、だから必要な情報提供はしていく、そこに大人の願いや期待が入っていていいけれど、あくまで子どもの人生の主人公はその子自身。

振り返ると私自身そうであり続けられなかったことも多く、自分の反省も踏まえて書いています。何でも言い合える関係性もありながら、子どもの意志や本来の姿を無視してないかな?と振り返ることの大切さを今改めて思うのです。

ぷれいらぼつみき

遊んでつながる童具のひろば 東京世田谷区を中心に童具と積み木で遊ぶワークショップをしています。