レポ・お城~仲間はずれのいない積み木
9月最後のワークショップはお城をつくりました。
円筒タワーを2つつなげてある程度積んだら後は「自由」に高さ合わせをしながら自分の好きなように積んでいきます。
どう積んでも高さが必ずあうので、大人があれこれ言う必要はまったくなくて
「大人は子どもになにかを指示をしなくてはいけない」
「子どもは指示に従わなくてはいけない」
という呪縛から解放されます、笑。
大人も子どももただただ集中して楽しめる時間です。
安全性には気をつけていますが、次なる創造意欲につながるように積み木やモザイクを適量準備して、頃合いをみて簡単な説明(説明も不要なことも多い)をして渡していきます。
「自由」とは自分で選択し決定していくことの連続です。
積み木遊びでの小さな選択の積み重ねは自己への確かな自信となります。大人はすごいものをつくることを目標としがちですが、実はそのプロセスに大切なことがあることにも目を向けていただけると積み木遊びがもっと奥深く楽しめるようになると思います。
お城には興味なく宇宙船や発射台、線路をひたすらつくる年少さんもいました。唯一の男の子だったのでお城に興味はなかったかもしれませんm(_ _)m
自分が好きなテーマを自分で決めて自分で積み木を選び自ら生き生きとつくる姿は頼もしく、むしろ大歓迎なのです。
「箱も積み木の仲間なんだよ~」というと「大きな積み木ちょうだい!」と何個も持ってきてつなげました。
収納箱≠積み木を片付ける(片付けなくてはいけない)箱=積み木
であることを子どもはすぐに理解してくれます。
するとお城の方でもワールドピースという積み木の箱をいれてかわいい窓をつくってくれました。
箱もボールもモザイクも全てがつながることから何一つ無駄なものはないこと、仲間はずれはいない世界を直感してほしいという願いが込められた童具です。
やっぱりこれができるのは和久先生の積み木しかない。
もっともっとたくさんの方に触れて感じて遊んでいただきたいと思います。
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