レポ&先生の夢は何ですか?

木曜日の積み木クラス、募集中です!
年長さん、小学生ぜひぜひお越しください。
定員4組です。時間は15時45分〜17時15分です。入会金はいただいておりませんので、単発でもご参加いただけます。時間も学校帰り間に合わないから開始を遅くしてほしい!など参加者様とこちらとで相談しながらフレキシブルに予定を立てています。


11月はおひと家族お休みでしたので二人積み木😊

じっくりと、お喋りもしながら楽しくお家をつくりました。バスがをつくりたいとはじめたのですが、窓をつくっているうちにお家に変更になりました。

途中で「ここにはずっと来たいの、多分ずっと来るから」と言われて嬉しかったですね。随分前にも「ここは不思議なところなの。お友達になんて言っていいかわからないんだよね、でもすごい楽しいところ」と言ってくれたのです。その時に確かに説明ができるようななにか名前などつけないとなぁと思ったんですよね。

そして、インスタにも書きましたがこの穴から覗いて写真撮ると面白いよ!と教えてくれました。

子どもはミクロの目を持っていますよね。

大人が気がつかない部分をよくみています。

小さな世界を覗いてみたときに不思議や美しさを発見する感性は子どもの方がはるかに豊かです。

つくっている途中

先生の夢ってなに?

と聞かれて、

咄嗟に「今、叶ってますよ」と言いそうでした。

童具共育を通して微力ながら何かのお役に立てているとしたら、人生後半、地域で次世代の為に貢献したいという願いは少しは叶っているのかなと思います。造形も含めた創造共育の実践は「夢」であり「憧れ」ですが、むずかしそうです。


さて私が返答に少しモゴモゴしていると「小さい頃の夢だよ♪」と。


小さい頃の夢は...

看護婦さん、お花屋さん、インテリアデザイナー、洋服をつくる人、布地屋さん、絵本作家、翻訳家、字幕翻訳家...やっぱり何かをつくる人になりたかったのかも。


会社に入り社会人となってからは仕事する意味をすごく考えました。

なぜ人は働くのか、大きな企業の中で一人一人が働く意味は?個人事業としてフリーランスで働く意味は?お金を稼ぐだけが働くということなのか?

いずれば手に職をつけて別の仕事をするんだと思っていましたが、周りの方の影響でやりがいも感じはじめました。自分の好きなことに突き進む度胸も勇気もない私でしたので、自分がそこにいる意味、いてもいい意味を考えはじめたのかもしれません。


答えが見えかけた時に出会ったのが

『君たちはどう生きるか』吉野源三郎著

です。かれこれ25年くらい前。

私の答えと合致することが書いてあり一生ものの本として私の中に残りました。


童具館のクラス名に前述の書籍の主人公の名前「コペル」があり、和久先生が「『君たちはどう生きるか』のコペル君からつけた」と聞いた時は運命を感じてしまいました、笑。

私の母は職業婦人でしたが同居していた祖母は専業主婦。祖母は働き者で、孫と過ごせることにいつも感謝していました。仕事を持つ母も、身近な人に優しく感謝できる祖母も、それぞれに違う面があり尊敬していました。

自分が母親になると地域やご近所にも目が向きました。PTA、学校や地域を支えるボランティア活動、すごい創造力を発揮して目には見えない価値を提供する人々にもたくさん出会いました。毎日家族の為に心をくばり働く人もいます。主婦・主夫の方、子育てしている方は無償だけれど本当に偉大なるシゴトをしています。


私にとって大きな意味での「働く」とは貢献。一人一人の貢献が絡み合い関係しあって社会がつくられています。その働くが、自分の好きなことがベースとなり、ライフワークとなりお金が得られ生業となればとても幸せことだなあと思います。


童具共育、創造共育では子ども時代に夢中になることを大切にしています。

夢中で遊ぶ経験が感動する心をつくり、好きのアンテナもきっと高くなっていくでしょう。子どもたちの好きを尊重し見守っていける大人でありたいなと思います。


ぷれいらぼつみき

遊んでつながる童具のひろば 東京世田谷区を中心に童具と積み木で遊ぶワークショップをしています。