レポ・大きなお山で花火大会

4歳児さん以上のワークショップでした。
妹の1歳児さんも一緒に参加しましたが、どの子もみんな集中して楽しんでいました。


「お山」は四角い積み木から三角形ができる活動で、

「花火」は球体の面である円の活動なので、かなりいろちろなカタチを盛り込んだ内容となりましたが、子どもたちは自然と手が動いて今回もあっという間の1時間半でした。


常々白木の積み木だけで時間いっぱいになることが多く、中々ケルンモザイクの活動までたどりつけないことが心残りでした。でもこの美しさを子どもたちに体感してほしくて捻り出したテーマでもあり、今年の夏は帰省先や地元で花火を楽しんだお子さんも多いかと思い花火をテーマにしました。


お山はみんなどんどん、どんどん、積んでいきます。

立方体がなくなると、直方体や1/2立方体などいろいろな積み木を組み合わせていきました。こうすれば、おなじ大きさになる、ぴったりになるということがわかっています。

8個の直角二等辺三角柱(通称はっこさん)を宝石のように埋め込む子もいました。

ほんの1mmほどズレがでたところには、はっこさんをひっかけてその上に小さなお家をつくった子も。こういう細かいところを見逃さないのも子どもならではですね。


花火は夜空にしたことでモザイクがとても映えて本当に綺麗でした。


童具をつくり、創造共育を提唱する和久先生は昔から「人間には美と調和を感じ取る感性が備わっている。子どもも同じ。だからこそ子どもにはいい加減なものを与えられない」と仰っています。


童具には数量的な秩序があり、幾何学的秩序がり、さらにケルンモザイクには色の調和と秩序があります。子どもたちはどう組み合わせてもピッタリと一致する安心感、美しさと調和を感じ取ることができるから自然と手が動き、想像し創造する力が湧いてくるのだと思います。そして今回も子どもの集中力と創造力に感動でした。


回を重ねて参加するお子さんが多かったのですが、積み木に対する信頼感みたいなものもあるんだろうなぁと感じます。みんなで恊働して大きなものを完成させることは人に対する信頼感にもつながるだろうなと感じています。

ぷれいらぼつみき

遊んでつながる童具のひろば 東京世田谷区を中心に童具と積み木で遊ぶワークショップをしています。