レポ・球の遊び

「ビーズ遊びをしたい!」というリクエストをいただき、ボールやビーズなどの球体童具でたっぷり遊ぶ回を開催しました。
小学生も大好きな球体の遊びですが、積み木遊びはまだ早いかな?という乳児さんも間違いなく楽しいのがボールやビーズの遊びです。フレーベルを源流とした童具感の創造共育は球体からスタートし立方体、紡錘体、三角柱と抽象化された形を活動のコアに据えています。
球という形はどこからみても同じ形、子どもが全体を捉えるのに最適な形としています。同じ形でも素材や大きさ、重さによって感触や音、動きが異なりその違い、多様な面を直感できる活動になっています。
最初はママのおっばいの柔らかさを再現した「ママボール」から。
和久先生が素材を探しまわって再現したもの。当たってもいたくない、音がしない、そして何と言っても心地よい、ツルツルしていないから掴みやすい...乳児さんにとっても素晴らしい童具です。一見他のボールと違いないようですが、使ってみるとどんなに子どものことを観察してつくられたものなのかがわかりますし、本当に考え抜かれてつくられています。童具に込められた思いの深さがボール一つとっても感じられます。
今回は出しませんでしたが木の硬い「カラーボール」そして六色の「木製ビーズ」
今回は球体の童具で90分めいっぱい遊びました。こんなにも子どもたちを魅了する「球体」は本当に不思議ですが、子どもは球の動きに生命を感じ自分を重ねるとフレーベルは言っています。
最後はビーズでジュースづくりをしながらお片付け。
お片付けの方法は楽しめるように工夫をしています。が、そこにハマるかどうかはその日の子どもたち次第でもあります。。。この日は一生懸命ジュースをつくってくれて、すぐにケースいっぱいになりました。
子どもたちが好きなのは意外にもとってもシンプルな遊びですね。童具でなくてもご自宅にある球(ボール)でも是非お子さんと遊んでほしいなと思います。


ぷれいらぼつみき

遊んでつながる童具のひろば 東京世田谷区を中心に童具と積み木で遊ぶワークショップをしています。